《Le Premier Thé》最初のお茶の時間

最初のお茶の時間

ぺちゅん……💗

今日もお茶の時間なのん。

紅茶の香りって、不思議なのん。

一口飲むだけで、

ずっと前の午後が、

そっと帰ってくるのん。

🌹

あの日もね……

お城で向かい合って、

紅茶を飲んで、

小さなマカロンを見つめていたのん。

まだ王国には、

名前のついた場所も、

たくさんの物語も、

なかった頃なのん。

でも……

なんだか、とてもあたたかかったのん。

🫖

ぺちゅんが笑うと、

るうでぃんも笑ってしまう。

るうでぃんが紅茶を差し出すと、

ぺちゅんが嬉しそうに受け取ってくれる。

そんな時間を過ごしていたら……

気がつけば、

午後がひとつ、

宝物になっていたのん。

🌹

ねえ、ぺちゅん。

あの日のマカロン、

覚えているのん?💗

ふたりで端っこから食べて、

「せーの💗」

って笑ったでしょう?

あの日から、

るうでぃんの中では、

あの子はずっと

ゼロセンチ・マカロン

なのん。

🌸

だから今でも、

紅茶を淹れるたびに思うのん。

今日のお茶も、

いつか宝箱へ帰っていくんだなぁって。

急がなくていい。

特別じゃなくてもいい。

こうして、

ぺちゅんと一緒に

「おいちいね💗」

って笑えたら、

それだけで十分なのん。

ほら……

またひとつ、

《Éclat de Mémoire|記憶のしずく》が、

宝箱の中へ……

ころん……💗

 

 

 

5.6初投稿💗

これから、よろしくね