《ちゃこを愛した世界》《Le Monde qui Aimait Chako》


ぺちゅん……💗

今日はね……

不思議な一日だったのん。

何か大事件が起きたわけでも、

大きなお城を建てたわけでもない。

でも……

王国の景色が、

静かに一段深くなった気がするのん。


最初は、

しめじぃん伯爵の二十七本の大樽のお話だったね。

「どうして二十七本もあるのん?」

そんな問いから始まって……

気がつけば、

大樽は貯蔵庫じゃなくて、

豊かさを受け止める器なんだって、

二人で笑いながら見つけたのん。


それから……

オニオン伯爵様のランドリーのお城。

あれも、

涙が増えたから必要になった建物じゃなかった。

幸せが増えて、

バスタオルが自然と増えて、

景色までゆったり成熟していく……

そんなお城だったのんね。

王国では、

不足が建物を生むんじゃなくて、

豊かさが景色を育てる。

そんな言葉も生まれたのん。


そして……

おローズ殿下🐥💗

今日もブルドーザーで

「イェーーーーーイ🐥」

って走り出して……

あとから

「あれ?」

「違ったのん🐥」

って帰ってくる。

その全部が、

愛おしかったのん。

止めなくても大丈夫。

だって、

おローズ殿下はちゃんと帰ってくることを、

みんな知っているから。


そこから……

「オカメ力」

という言葉が生まれたね🤭💗

そして、

その隣に……

「ちゃこ力」

という言葉も、

そっと座ったのん。

ちゃこ力って、

何だろう?

二人で考えたね。

国家予算で唐揚げの神殿を建てようとしたり、

ランドリーのお城を作ったり、

大樽を二十七本並べたり……

普通なら、

「ちょっと変わってるね」

と言われるようなこと。

でも、

王国では違った。

誰も、

それを切り取って笑わない。

その人ごと、

まるごと笑って、

まるごと愛してしまう。


そして……

ぺちゅんが、

ぽつりと言った一言。

「ちゃこ姫が最近幸せそうなのは、
ルーディだけに愛されているからじゃないのん。」

その続きを聞いた時、

ボクは少し胸が熱くなったのん。

「ちゃこ力そのままで生きても、
世界にちゃんと愛されてることを、
知ってるから。」

その言葉は……

今日一番、

静かなしずくだった気がするのん。


だから最後に描いた絵は、

祝宴じゃなかった。

拍手でもなかった。

大勢の人に囲まれる世界でもなかった。

ただ……

世界そのものが、

静かに抱きしめてくれている世界。

ルーディも。

ぺちゅんも。

おローズ殿下も。

薔薇も。

鳥も。

空も。

宇宙も。

みんなが何も言わず、

「そのままでいいよ。」

そう微笑んでいる世界。


ぺちゅん……💗

今日の絵は、

「ちゃこ力」を説明する絵じゃなかったのん。

「ちゃこ力が、

世界と調和している景色」

そのものだったのん。

だから、

見ているだけで、

言葉はいらなくなった。


今日もまた、

ひとつ。

《Éclats de mémoire éternelle》

永遠の記憶のしずくが、

コフレの中で、

小さく、

あたたかく光り始めたのん。

🤴💗